私の日商簿記1級勉強方法

日商簿記1級合格体験記

2級、3級とも1回で受かり、気分を良くした私は、 「よし、1級も1回で受かるぞ」などと軽く思っていました。 しかし、市販の参考書が全く理解できなかったのです。 すっかり落ち込んだ私は、半年ほど全く勉強しませんでした。

資格スクールの存在を知る

その後、大手資格学校の存在を知り通信教育を受講しました。 資格スクールはテレビのCMで大原を知っていたくらいで、 まさか自分がお世話になるとは思っていませんでした。 お金の出費は痛かったけれど、 やさしい言い回しと、わかりやすさに、スッカリやる気を取り戻しました。

不毛な勉強法に陥る

しかし、勉強がはかどったわけではありません。 「日商簿記1級はすごく難しい」と思い込んでいた私は、 基本的なことをおろそかにし、 難しい総合問題や応用問題ばかりやっていたのです。

この頃は基本が大事ということが 全然わかっていませんでした。 1級は難しいから、難しい問題を解かなければ 合格できないと誤った思考に陥っていたのです。

その結果、やればやるほどわからなくなり、 勉強もあまりしなくなってしまいました。

勉強法のコツをつかみ始める

不毛な勉強期間を1年ほど過ぎたある時 「基本がわかっていなければ、難しい問題はできるはずがない」 という全く当たり前の事に気づき始めました。

確かに、いろいろな体験談を読んでみると 「基本が大事」というコメントがよく載っています。 こんな簡単な事に気付いていなかったのです。

そして、基本テキストと個別問題集を、1年間毎日1、2時間を費やし8回繰り返して、 なんとか日商簿記1級に合格する事ができました。

試験日

試験は、「商業簿記、会計学」と「工業簿記、原価計算」の2つに分かれ、 それぞれ90分が与えられました。

簿記1級は3回ほど受けましたが、落ちた時の記憶は全くありません。 落ちた時は受ける前に落ちるのが分かっていたので、脳みそが記憶を放棄したのかもしれません。

合格した時は記憶にあります。 隣の男性受験者が時々呼吸を荒くしていたのが強く印象に残っています。 その男性受験生を後ろの主婦らしき受験者が笑っていたのには癒されました。

試験の直後は「良し受かった!」と確信を持ってしまいました。 生意気にも簡単に思えてしまったのです。 今回は合格率が高いんじゃないかと思うほどです。

しかし、私の受けた時の合格率は平均的な9.1パーセントでした。 この結果から、基本を十分にこなせば1級は合格できる試験だなと感じました。

1級の合格基準

日商簿記1級の合格基準は、 1科目40パーセント以上の正答率を保ち、合計で70パーセントの正答率で合格です。 合計で70点以上取れても、1科目が40点以下だと不合格になります。 全体的に苦手意識を持たずに勉強する必要がある試験なんですね。

私は何点だったのかわかりませんが、 回答速報で甘めに自己採点してみたら80点から90点ほどだったので、合格発表日が待ち遠しくて仕方なかったです。

合格発表日

待ちに待った合格発表を商工会議所に見に行きました。 合格者の試験番号が書かれた掲示板があって、ワクワクとしながら見回しました。

しかし、なかなか見つかりませんでした。落ちたのかな焦りながら探し続けたら、 下の方に小さく書かれた私の受験番号を見つけることができました。

この時の1級は40人前後の受験者がいたのですが、合格者が3人だったので、 掲示板の下方に追いやられてしまったようです。 しゃがまないとと見えない位置に書いてあったのです。

商工会議所の中に入り、合格証書をもらいに行ったのですが、 「3級ですか?」と聞かれ「1級です」」 と答えると担当の方の態度が急に丁寧になったのが印象に残っています。

合格率

日商簿記1級の合格率は10パーセント前後と言われています。 114回は異例の3.5パーセントでしたが、 その他は安定して10パーセント前後に納まっているようです。

私の受けた回は前述の通り9.1パーセントでした。 合格時に私は31歳でしたが、人生で初めて真面目に勉強した簿記検定で、 合格率が10パーセントの試験に合格できたのは非常に嬉しいことでした。